アメリカ式RK、ロシア式RK

RK手術にはロシア式とアメリカ式があります。ロシア式は、開発者フィヨドロフ医師のやり方を受け継いだもので、アメリカ式はそれを改良したものです。歴史的にはロシア式が先行していますが、現在、先進国で行われているRK手術はほとんどがアメリカ式です。


【アメリカ式RKとロシア式RKの違い】

アメリカ式RKとロシア式RKの大きな違いは、ダイヤモンドメスの刃の角度と方向性
です。

ロシア式
角膜に当たる刃の角度が90度、角膜の周辺部から中心のオプティカルゾーン(光輪)に向けて溝を入れる。
アメリカ式
刃の角度は45度、ロシア式とは逆で中心部から周辺に向けて溝を入れる。

ロシア式の刃の角度は90度で、角膜と直角に接しているため、刃の抵抗が大きく、切開するうえでスムーズさに欠けます。しかも、それをオプティカルゾーンのすぐ手前で止めなければならないので、高度な技術が必要です。

その点、アメリカ式は角膜面と刃が45度で接触していますから、スムーズに切開ができるとともに、深く切り込みすぎるのを防ぎます。しかも、オプティカルゾーンから周辺部に向かって切っていきますので、オプティカルゾーンまで切り込んでしまう心配はありません。


【コンタクトレンズによる眼の障害】

最近では、コンタクトレンズによる眼の障害が増えています。アメリカでは3000万人のコンタクト装用者がいると言われていますが、角膜障害の発生率はそのうちの1%に当たる3万件にものぼるといわれています。

しかも、大部分が角膜潰瘍という、決して軽くはない障害です。こういうことから、「コンタクトよりもRKのほうが安全」と断言する眼科医が少なくありません。

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